「ピペラジン誘導体」って具体的に何?

ザイザルの添付文書の禁忌の項に

ピペラジン誘導体(セチリジン、ヒドロキシジンを含む)に対し過敏症の既往歴のある患者

とあるけど、ピペラジン誘導体って何さ?

ちなみにアリセプトの禁忌の項には

ピペリジン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者

となっている。だから、ピペリジン誘導体って何?

いますぐ確かめたい時に調べてる時間はない!

なんで具体的な薬品名を乗せてくれないんだろう‥この忙しい時に!(イライラ)
いじめか?いやがらせなのか?テストなのか?(被害妄想)

ピペラジン骨格とピペリジン骨格

ピペラジン環をもっている医薬品はけっこうあるが、誘導体?うーむ。

今回はザイザルの禁忌の方(ピペラジン誘導体、Nが2個の6員環)について考えてみた。

ピペラジン環をもつ医薬品

  • 抗アレルギー剤‥アタラックス、ジルテック、ザイザル
  • 向精神薬‥フェノチアジン系の一部(ピーゼットシー、フルメジン、ノバミンなど)
  • 抗生物質‥キノロン系の一部(ドルコール、バクシダール、シプロキサン、タリビット、クラビットなど)
  • 抗真菌薬‥イトリゾール
  • Ca拮抗剤‥カルスロット、ミグシス

まだあるかも。むむ。
結局、具体的にどれがダメなのか、メーカーさんに問い合わせてみたところ、

ジルテックとアタラックス、アタラックスP
だけ禁忌、あとは特に禁忌ではない。

との回答。なら簡潔にそう書いてくれ〜。

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