そういえば、ラピフォートワイプ(グリコピロニウムトシル酸水和物)が5月から保険薬に適応になった。
脇汗の薬としては2020年11月発売のエクロックゲル(ソフピロニウム臭化物)以来。
作用機序はエクロックと同じく抗コリン作用による制汗作用。
汗腺細胞のムスカリンM3受容体に結合し、アセチルコリンの作用を阻害することで発汗を抑える。
禁忌は例によって、抗コリン作用といえばコレ。
お手拭きのように一枚一枚パックされていて、1日1回、1枚で両脇をぬぐう。
エクロックよりいいところは携帯が便利だということ、悪いところは直接手で触るため、使用後は手洗いをする必要があるとのこと(薬のついた手で目に触ることをさけるため)。
名称の由来はrapid(速く)comfort(快適に)から!
エクロックゲルは(うちの患者さんたちに限って言えば)いまいちの評判だった。
ラピフォートははたして‥
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